ドイツ出身の政治哲学者、ハンナ・アーレントの思想について書かれたものです。
私自身、アーレントの著作は「イェルサレムのアイヒマン」くらいしか読んでいないので、アーレントの思想について語る資格はありませんが、ここのところ私の関心が「“人間の自由(意志)”をどう考えるのか」という点にあり、そのことを自分なりに整理して考えるために参考になる本を探していたときに偶然この本と出遭いました。
自由について考えることは、全体主義について考えることであり、また公共性について考えることでもあり、さらには人間のあり方について考えることでもあります。
現代社会において具体的に言うと、それは橋下大阪市長について考えることであり、また新自由主義について考えることでもあり、ひいては秋葉原事件について考えることでもあります。