講談社の『現代思想の冒険者たち』シリーズからフーコーを読みました。
以前同シリーズで読んだ「ウィトゲンシュタイン言語の限界」も面白かったんですが、このフーコーもとてもわかりやすく、面白く読めました。
それにしてもフーコーが書いたものを直接読む前に、入門書や研究書を先に3冊も読むなんて、あまりに準備が周到すぎて、「言葉と物」や「監獄の誕生」、「知の考古学」などにたどり着く前にわかったつもりになってスルーしてしまいそうです。それに、この書物で刺激を受け、これまでの思想史的な整理をするために、仲正昌樹「日本の現代思想」や貫成人「哲学マップ」まで読んでしまいました。
もう準備は充分、あとはフーコーの書いたものを!…というところですが、ちょっと息抜きに小説をはさんで、また“ポスト構造主義”へ戻りたいと思います。